雨降りですが、穏やかな朝です。
ほげ子さんは、いつも通り、家族の中の一番乗りで登校。
おとーさんも早めの出勤。
その後、あだきち君は施設通所のバスに乗り、職場の健康診断だという、あねぞうさんも、いつもより早めに出勤。
iTunes、今朝は私(おかーさん)に、Erik Truffazのアルバムを勧めてきました。
勧められるがままに、なんとなく聞いています。
いつも、朝がこんなに穏やかなら、健康にいいのですが・・・。(´・ω・`)
■なぜに「悪食カモメお絵描き大会」をするに至ったか
以下は、数日前の騒動についての記録です。
はじまりは、あだきち君が、ほげ子さん秘蔵のソフトクリームを無断で食べてしっったことでした。塾が終わったあと、一人でこっそり食べようと楽しみに買い置いていたものでした。
横取りが発覚したとき、我が家の居間には、ほげ子さんの激しい怒号が飛びました。
「それは、ほげ子のだ! 食べるな!!!」
しかしソフトクリームはすでにほとんど食べられていて、お皿の上には、溶けたクリームを吸ってぶよぶよになった、コーン部分しか残っていません。
怒号を飛ばされたあだきち君は、一瞬、きょとんとしたのち、「しまった」と思ったのでしょう。
「ごめんなさい!」
の連呼を開始。
あだきち君としては、冷蔵庫で、特に袋やケースに隠されずに、それと分かるように置いてあるオヤツは、食べてもいいものだという認識なのですが、そんな理屈で自己防衛するようなスキルを持ちません。妹に𠮟られると怖いので、とにかく謝り倒します。
謝ってもアイスはもどりませんから、ほげ子さんの怒りはエスカレートするばかり。
「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「絶対に許さん!!!!」
きりがないので、見かねて、口を出しました。
「あのさあ、なんで見えるとこにアイス置いといたのよ。見えたら、そりゃ、あだきち君は、食べてもいいものだと思って、食べちゃうよ。袋にいれて隠すとか、やっとかないとヤバいんだって、分かってるでしょーが」
「だって、めんどくさかったんだ!!」
そうですよね。(´・ω・`)
その一手間を惜しまずに、というか、手間をかけることを「うっかり忘れ」ずにいられるタイプであったなら、学校の宿題や持ち物で、散々苦労しつづけたりしませんよね、ほげ子さん。
どちらを𠮟っても、らちのあかない状況です。
険悪な状況が続けば、あだきち君は不安になって、大きなパニックを起こしてしまうかもしれません。なんとか話題の流れを変えようと、ほげ子さんに学校の話を聞くことにしました。
「あのさ、最近、中学の授業、どう? あんたの好きな理科とか、どんな内容やってるの?」
かなーり強引ですが、学校が楽しくてしかたがないほげ子さんは、乗ってきてくれました。
「ヒトデの話を聞いた!」
「ヒトデの何を聞いたの?」
「おっかー、知ってるか? ヒトデは胃袋を外に出して、食べ物を消化するんだぞ」
ヒトデの口は体の裏側の真ん中にあります。
真ん中のゼリー状に見えるのがひっくり返した胃袋です。
こちらで、エビを包み込み消化して吸収します。
食事の時以外は体の中にしまっています。
(動画の解説文)
うへ……
そうなんだ……。(´・ω・`)
いや、なかなかに強烈な生き物だったんですね、ヒトデ。
ヒトデのおかげで、ソフトクリームの余波がだいぶ薄れてきましたので、さらにたたみかけるように、おかーさんからも、ヒトデの話題を出しました。
「そういえば知ってる? カモメってさ、ヒトデ大好物らしいよ。写真見る?」
【閲覧注意】カモメの丸呑みがヤバすぎる!
上記サイトから引用した、すてきなお写真 |
「なんだこれは! グロいぞ!」
「うん、クトゥルフ入ってるよね」
「クトゥルフだ! よし、これを描こう!」
「うんうん、あねぞうさんにも描いてもらって」
もはやアイスのことは完全忘却。
できあがった絵は、まさに、ヒトデを捕食するカモメでした。
あねぞうさん作。
そして、ほげ子さん作。 ↓
BGMにしている、Erik Truffazの曲、なんかこの絵の世界に、合う気がします。
気のせいかもしれませんが。( ̄。 ̄;)
かくして、アイスクリームをめぐる騒動は、ヒトデとカモメのおかげで、収束したのでした。
その後、おかーさんはこっそりと、ソフトクリームを買ってきて、冷凍庫に隠しておいてあるのですが、まだ誰も気づいていません。
(* ̄ ̄ ̄ ̄― ̄ ̄ ̄ ̄)