2017年5月10日水曜日

朝の日記・注意欠陥な喧嘩をヒトデとカモメで片付ける


雨降りですが、穏やかな朝です。

ほげ子さんは、いつも通り、家族の中の一番乗りで登校。
おとーさんも早めの出勤。
その後、あだきち君は施設通所のバスに乗り、職場の健康診断だという、あねぞうさんも、いつもより早めに出勤。



iTunes、今朝は私(おかーさん)に、Erik Truffazのアルバムを勧めてきました。

勧められるがままに、なんとなく聞いています。




いつも、朝がこんなに穏やかなら、健康にいいのですが・・・。(´・ω・`)


■なぜに「悪食カモメお絵描き大会」をするに至ったか


以下は、数日前の騒動についての記録です。



はじまりは、あだきち君が、ほげ子さん秘蔵のソフトクリームを無断で食べてしっったことでした。塾が終わったあと、一人でこっそり食べようと楽しみに買い置いていたものでした。

横取りが発覚したとき、我が家の居間には、ほげ子さんの激しい怒号が飛びました。


「それは、ほげ子のだ! 食べるな!!!」

しかしソフトクリームはすでにほとんど食べられていて、お皿の上には、溶けたクリームを吸ってぶよぶよになった、コーン部分しか残っていません。

怒号を飛ばされたあだきち君は、一瞬、きょとんとしたのち、「しまった」と思ったのでしょう。

「ごめんなさい!」

の連呼を開始。

あだきち君としては、冷蔵庫で、特に袋やケースに隠されずに、それと分かるように置いてあるオヤツは、食べてもいいものだという認識なのですが、そんな理屈で自己防衛するようなスキルを持ちません。妹に𠮟られると怖いので、とにかく謝り倒します。

謝ってもアイスはもどりませんから、ほげ子さんの怒りはエスカレートするばかり。


「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「絶対に許さん!


きりがないので、見かねて、口を出しました。

「あのさあ、なんで見えるとこにアイス置いといたのよ。見えたら、そりゃ、あだきち君は、食べてもいいものだと思って、食べちゃうよ。袋にいれて隠すとか、やっとかないとヤバいんだって、分かってるでしょーが」

「だって、めんどくさかったんだ!!」


そうですよね。(´・ω・`)

その一手間を惜しまずに、というか、手間をかけることを「うっかり忘れ」ずにいられるタイプであったなら、学校の宿題や持ち物で、散々苦労しつづけたりしませんよね、ほげ子さん。

どちらを𠮟っても、らちのあかない状況です。

険悪な状況が続けば、あだきち君は不安になって、大きなパニックを起こしてしまうかもしれません。なんとか話題の流れを変えようと、ほげ子さんに学校の話を聞くことにしました。

「あのさ、最近、中学の授業、どう? あんたの好きな理科とか、どんな内容やってるの?」

かなーり強引ですが、学校が楽しくてしかたがないほげ子さんは、乗ってきてくれました。

「ヒトデの話を聞いた!」
「ヒトデの何を聞いたの?」
「おっかー、知ってるか? ヒトデは胃袋を外に出して、食べ物を消化するんだぞ」




ヒトデの口は体の裏側の真ん中にあります。
真ん中のゼリー状に見えるのがひっくり返した胃袋です。
こちらで、エビを包み込み消化して吸収します。
食事の時以外は体の中にしまっています。
(動画の解説文)


うへ……
そうなんだ……。(´・ω・`)

いや、なかなかに強烈な生き物だったんですね、ヒトデ。

ヒトデのおかげで、ソフトクリームの余波がだいぶ薄れてきましたので、さらにたたみかけるように、おかーさんからも、ヒトデの話題を出しました。


「そういえば知ってる? カモメってさ、ヒトデ大好物らしいよ。写真見る?」




【閲覧注意】カモメの丸呑みがヤバすぎる!


上記サイトから引用した、すてきなお写真




「なんだこれは! グロいぞ!」
「うん、クトゥルフ入ってるよね」
クトゥルフだ! よし、これを描こう!」
「うんうん、あねぞうさんにも描いてもらって」


もはやアイスのことは完全忘却。
できあがった絵は、まさに、ヒトデを捕食するカモメでした。


あねぞうさん作。






そして、ほげ子さん作。 ↓











BGMにしている、Erik Truffazの曲、なんかこの絵の世界に、合う気がします。
気のせいかもしれませんが。( ̄。 ̄;)


かくして、アイスクリームをめぐる騒動は、ヒトデとカモメのおかげで、収束したのでした。



その後、おかーさんはこっそりと、ソフトクリームを買ってきて、冷凍庫に隠しておいてあるのですが、まだ誰も気づいていません。

 (* ̄ ̄ ̄ ̄― ̄ ̄ ̄ ̄)