■あだきち君、落ち着く
朝、通所をいやがったあだきち君ですが、夕方五時頃、バスに乗って元気に帰宅しました。
午前中、公園まで散歩に連れて行ってもらって、そこで楽しく遊んだあとは、すっかり普段通りにもどったとのこと。
お昼の食事量は少なかったらしいのですが、いま帰って来てすぐ、
「ケーキ、食べる!」
と言って、おとーさんがファミマで買って、テーブルの上に置いていたワッフルサンドを一つ、おいしそうに食べていました。
引用元 http://www.family.co.jp/goods/dessert/1945126.html
おやつのあと、もう一度、「お休みです!」と宣言したあと、うれしそうに自分でお風呂を入れて、いま、ゆっくり浸かっているところです。
■昨日読んだ漫画「セブンティウイザン」
ここのところ、ネット広告で頻繁に目に入ってきて、どうにも気になってしかたがないマンガがありました。
これです。
タイム涼介 (著)
セブンティウイザン 1巻 (バンチコミックス) Kindle版
http://amzn.to/2qUXRHM
だいぶ長いこと、読もうかどうしようか考え込んでいたのですが、どうにもたまらず、とうとうKindle版を購入。イッキ読み。そして滂沱の涙。
夫、朝一、65歳。
妻、夕子、70歳。
お見合いで結婚したあと、お互いに思い合いながらも、どこかぎこちなく暮らしてきた夫婦でした。子どもはいませんでしたが、オードリーという小型犬を飼っていて、我が子のように大切に育てていました。
二人に守られ、愛され続けたオードリーは、長い闘病ののちに、20歳目前で先立ちます。
それから半年後、朝一が定年退職を迎えたその日、家に帰ると、夕子が、妊娠三ヶ月であるという驚くべき報告をします。
そこだけ聞くと、読者の意表を突くためだけに作り出された空想物語のように感じられるかもしれません。
けれども、こうした「高齢者出産」は、現代では、現実に起こりえる話です。
作中にも出てくるのですが、70歳で出産した女性が、実在しているからです。
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インド女性、70歳で第1子出産 79歳夫と体外受精で(AFPニュース)
2016年05月11日 19:29
http://www.afpbb.com/articles/-/3086666
先月、70歳で第1子を出産したインド人女性が10日、AFPの取材に応じ、母親になるのに老い過ぎていることはなく、出産によってようやく人生を全うできたと語った。
ダルジンダー・コー(Daljinder Kaur)さんは、北部ハリヤナ(Haryana)州の不妊治療院で体外受精(IVF)治療を2年間受けた末、先月19日に男児を出産した。
79歳の夫との46年間の結婚生活で子どもは授からず、ほぼ望みを捨てていたという。インドでは、不妊は神の呪いとされることもあり、夫妻はあざけりの対象だった。
「神への祈りが届いたのです。人生を全うしたように感じます。私は自力で赤ん坊の世話をしていますし、とても元気です。夫もとても協力的で、一生懸命に手伝ってくれています」。コーさんは北部アムリツァル(Amritsar)で、AFPの取材にこう語った。
(後略)
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記事を読みながら、思わず手を合わせて幸せを祈りたい気持ちになりました。
このインドのご夫婦には、なんとしても、お子さんと一緒に長く健康に生きていただきたいものです。
「セブンティウイザン」は、奇跡のようなマタニティライフを通して、夫婦とは何か、家族とはどんなものだったのかを、ものすごくストレートに問いかけてくる物語です。
夫の朝一は、妻の妊娠を知って、ごく普通の若い夫達と同じようにとまどい、学び、次第に父親らしくなっていきます。
朝一が他の夫たちと違うのは、妻の初産が、自分の全人生の意味をまるっきり書き換えるだけの威力を持って、余生に立ちはだかってきたことです。
天涯孤独の身の上で、年上の妻を持ち、親しい友人も、これといった趣味もなく、職業人としてはパッとしないまま、ただ真面目に勤め上げ、残りの人生は、あまり幸せにできなかった妻をいたわりながら、なんとなく旅行でもしようかと思っていたところに、いきなり子どもが生まれることになったら、全力で人生を考え直すしかありません。
マタニティライフにありがちな、一つ一つのエピソードが、朝一と夕子にとっては、命の限界と生きる覚悟に突きつけられる、容赦のない試練となります。けれどもその試練は、二人の間に、しっかりと培われてきた、健やかで深い家族の絆があったことをも、明らかにしていきます。
私(おかーさん)自身、結構な高齢出産でしたので、リアルに理解できる部分も多くありました。
体、大事にしないといけませんですね。(´・ω・`)