もうすぐ英単語のテストがあると、ほげ子さんがいうので、テスト勉強に付き合いました。
出題範囲は、学校で配布された、英検のための単語帳で、決められているようです。
「んじゃ、出すよ-。〈行く〉は?」
「ゴー!」
「綴りは?」
「なんだっけ!?」
「g」
「go!」
「買うは?」
「ゲット!」
「いや、お金払って」
「いやだ!」
「ガメてはいけません」
「なんだっけ?? あーもーーー! バイ」
「つづりは」
「b、えーと」
「buy」
「先に言うな!」
「すまん。じゃ、取るは?」
「タケ!」
「正しくは?」
「テイク!」
「つづりは」
「タケ、だから、take!」
「いいね。じゃ、goの反対は?」
「ゲーッツ!」
「だから〈取る〉前に、来いって。なんでそうガメツいわけ?」
「欲しいからだ!」
「んで、goの反対は?」
「カムだ!」
「綴りは?」
「コメ! だから、come!」
毎日やってれば、そのうち覚えることでしょう。たぶん。
一人で、しかも目先の報償が全く期待できない状況で、ただひたすら、黙々と暗記するという作業は、ほげ子さんにとっては、とてつもない苦行だろうと思います。おかーさん(私)もそうだったので、よーく、理解できます。
勉強が対話の形式になり、ときおりいろいろなエピソードを挟んだり、ゲーム性を帯びたりすると、やる気は一気にあがりますし、記憶の定着も格段によくなります。
勉強しろしろしろしろと𠮟り飛ばすのは、大嫌いですので、勉強で遊び倒すくらいの気持ちでやってくれればいいなと願っています。
英語よりも、さらに苦戦しそうなのが、歴史です。
過去に生きていた人たちや、いまその地域に生きている人たちの、人間性というか存在の手触りというか、生活や人生やドラマが見えてこないと、たぶん全く興味を持たないだろうなと予測してます。おかーさん(私)もそうだったので、ものすごーく、想像がつきます。
おもしろさ、見つけてくれるといいのですが。