2017年4月29日土曜日

脳とお経と共謀罪と

2017/04/29

あだきち君は、朝から福祉サービスでおでかけです。
朝五時から起きて、お風呂に入って、お迎え時間を待っていました。

いつもは、おでかけの日の朝にはお風呂に入らないのですが、今朝は低気圧が接近中という予報がありましたので、そのせいで、ちょっと調子が悪かったのかもしれません。

その他の家族は、本日は休養日。


■脳とお経?



昨日ちらちら見ていた本。

中野信子「脳科学から見た『祈り』」 潮出版社 Amazonで見る






よくテレビに出ている学者さんだそうですね。

ちょっと引用。

脳科学からは少しハズレますが、「南無妙法蓮華経」という題目の詠唱について、音韻分析の面から考えてみたいと思います。とくに、「妙法蓮華経」という詠唱部分には、たくさんの興味深い点があります。 
このあと、「南無妙法蓮華経」の題目に含まれる音韻と、個々の音が象徴すると考えられる(どなたが考えたかは知りません)概念との結びつきを紹介して、

このように「南無妙法蓮華経」の題目には、その響き自体に、深淵な意味合いや力強さを含んだイメージがあります。今後、こうした祈りの音韻と脳に関する研究・分析が進めば、より興味深い結果が得られることでしょう。

と、まとめておられます。

ぬーん。

おかーさん()は、若い頃に、言語学のはじっこを、少しばかり囓りましたので、音韻を、こういうふうに直接意味概念に結びつけて考えることには、抵抗があります。(もうちょっとはっきり言うと、インチ…いえ、根拠のない話だよなーと、思っちゃいます)

言語哲学者のソシュールは、言語記号の音声・形態とその意味との間には、必然的な関係はない(言語記号の恣意性)としています。私も、まあそれで納得しています。

だって、音と意味に、必然的な関係が、もしあるとすれば、世界中の言語は、少なくとも単語レベルで、もっとずっと似通ったものになっていたはずですから。

でも、うちのあだきち君が、グレゴリオ聖歌を聞いてパニック状態から脱却できるような様子を見ていると、宗教的な音楽表現、読経のような発声には、心身に影響を与える何かがあるのかもしれないという気持ちは、少なからず持っています。

ですので、脳科学で、そうした効果が具体的に明らかになると面白いなあと、私も思います。


そんなことを考えつつ、たまにはお経を聞いてみようと思って、動画を探してみました。


ニコニコ動画 かっこよすぎる南無妙法蓮華経





カッコイイと思うんですけど…
ほげ子さんが「浄化されてしまう!」といって退散。
居間でカラオケ歌っていたあねぞうさんも退却。

まわりに誰もいなくなりました。(´・ω・`)



■地図と双眼鏡っぽいモノを持っている迷子がちな人…



(おかーさん)は、実に頻繁に、道に迷います。
方向音痴というよりも、迷う才能があるのじゃないかと思うくらい、迷いようのないような場所でも、迷います。

ですので、初めての場所に行くときには、事前にgoogleマップで現地を確認して、周辺の目印などを含む範囲をプリントアウトして持って出ます。分かりにくそうな場所のときには、googleのストリートビューで念入りに予習をして、印象的な光景を切り取って画像データにして、印刷したり、iPhoneに入れておいたりもします。

さらに、出かけている最中にも、よく物をなくすので、大事なものは長いストラップをつけて、クビから下げていることが多いです。最近、手回り品をまとめられる小さなショルダーバッグを買いました。だいたい肩からナナメにかけて、バッグ部分を脇に回していますが、ときどきクビから前にぶら下げた状態であるいていることもあります。


地図と双眼鏡、メモ帳などを持ってうろついていると、共謀罪で捕まる可能性があるというニュースを、さきほど見ました。

ちょっと引用します。

ビールと弁当は花見、地図と双眼鏡は… 「共謀罪」例示

法務省の林真琴刑事局長はこの日、「携帯品や外形的事情で区別される」と判断基準の一つに言及。さらに詳しい説明を求められた金田氏は「花見であればビールや弁当を持っているのに対し、下見であれば地図や双眼鏡、メモ帳などを持っているという外形的事情がありうる」と述べた。(朝日新聞)



私、危ない人かもしれません (^_^;。

さすがに、地図と双眼鏡持ってるというだけで、痛む膝をかばいながら、キョロキョロうろうろしてる白髪のおば()さんを、いきなり捕まえたりはしないだろうと……思いたいです。

ていうか、このニュース、うっかり例示するネタをミスしたせいでバカバカしい話になっちゃったってことで、笑い飛ばしておいて、いいんですよね。

だって、おかしいもの。

まさか、真面目に言ってるんじゃ、ないですよね……( ̄。 ̄;)。