新序出世披露で1番出世を果たしたのだそうです。
川口 自閉症、いじめ乗り越え1番出世 〈日刊スポーツ〉
小学校高学年の時、自閉症と診断された。中学ではいじめにも遭ったという。「1年ぐらい人間不信だった。母親さえ信じられなかった」。転校した中学と鹿児島城西高では特別支援学級に通ったが「歴史を勉強したくて。でも歴史の授業はないと言われたので」と高1で中退。夢を失いかけた時、幼少期にテレビで見ていた北桜(現式守親方)を母親が紹介してくれた。183センチ、111キロ。少林拳、水泳、ゴルフ、砲丸投げなど多彩な経験を持つが、前相撲は3戦全敗だった。戦艦が大好きで、特に好むのは「金剛型4番艦霧島」。神懸かった活躍に憧れ「誰にもできない自分の相撲を取りたい」と意気込む。(記事からの引用)
つらい思いを、たくさんしてきたのだろうなと、想像されました。
相撲の世界で、ぜひ、夢を叶えてほしいと思います。
川口が在籍していたという、鹿児島城西高は、私立の学校で、普通科、体育科、ファッションデザイン科などの他に、軽度の知的障害の子のための福祉共生専攻科があって、就労支援のための教育を行っているそうです。
鹿児島城西高・福祉共生専攻科
http://www.nissho.ac.jp/kjh/gakka/welfaresymbiosis/
私の住む地域には、こうした私立学校は、まだないので、興味深くホームページを読みました。
知的なハンディは軽いのに、学校という集団への適応が難しいために、学習の機会を狭められてしまう自閉症の子どもたちは、少なくないのではないかと思います。
そういう理由で、高校進学時に、普通高校ではなく、支援学校を選ぶ子が多くなっているためでしょうか、あちこちの支援学校は、入学者が定員を大きく上回り、パンク寸前の状態だとも聞きます。
知的障害深刻な教室不足(読売オンラインの記事)
http://www.yomiuri.co.jp/local/tochigi/feature/CO004129/20131007-OYT8T00216.htmlあだきち君の母校も、増え続ける入学者数に教室の数が追いつかず、毎年のように、校舎内の模様替えが行われ、図書室や、会議室が、次々と教室に変身していきました。
もっともっと、学習の場の選択肢が広がって、多くの子どもたちが自分に合った学びの経験を出来るようになればいいなと思います。