2016年7月23日土曜日

ポケモン、シリア、自閉症の子供たち…


ポケモンGOが配信開始されました。


【速報】「ポケモンGO」ついに日本でも公開開始!~iOS、Android版とも


さっそく我が家でも…と思ったのですが、なんと、古い端末ではダウンロードできないとのこと。あねぞうさんのスマホは、アウトでした。( ̄。 ̄;)


さらに、子供たちのiPadでは、wifiの使える場所でしかプレイできないため、必然的に家のなかだけで遊ぶことに。まあ、iPadのディスプレイ見ながら歩き回るのは、ちょっと危なそうなので、かえってよかったかもしれません。


おとーさんのiPhoneはダウンロードできますが、「もうゲームは増やさん」とのことで、やらないようです。


結局、ポケモンを探して町をうろつくことのできるのは、我が家では、私一人ということに(´;ω;`)。


さみしいですが、あだきち君と散歩しながら、のんびり、まったり、ポケモン捕まえることにします。



そのポケモンGOですが……


こんなニュースが流れてきました。


「僕を助けに来て」 

ポケモンGO人気をシリアの子供支援に (BBC)

http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-36863666?ocid=bbc-japan-twitterjapan


ポケモンの絵を持っている子供たちの表情が…

疲れ切って絶望している老病者のようにしか、見えません。


この子たちは、どんなものを見て、どんな思いをしながら、育っているのか。


この表情に近いものを見た記憶があります。
広島の、原爆体験者の方々による、絵画のなかの人々です。


あれと同じ苦しみが、いまも世界ではそのまま存在しているのかと思うと、たまらない気持ちになります。



自閉症の子たちや、難病の子たちは、どうしているのか…

もしも自分が、そういう地域に暮らす、難病と自閉の子の親だとしたら…


探してみたら、自閉症児の親御さんだという方が、シリア難民としてアメリカに移り住んだけれとも、住みつづけられるかどうか分からないという報道がありました。



米国で拡散するイスラム恐怖症 20州以上の知事がシリア難民受け入れに難色 「テロリストじゃないのに…」

http://www.sankei.com/premium/news/151128/prm1511280014-n1.html


シリア西部のホムスで雑貨屋を経営していたが、内戦で自宅が破壊されたため、2013年3月にシリアを脱出し、ヨルダンの難民キャンプに避難した。妻と幼い子供が2人いる。
 「長男が自閉症になったうえ、家族の健康が悪化した」(ハッサムさん)といい、国連経由で難民申請した。米国に移り住んだおかげで、長男は治療を受け始め、ハッサムさんはパン屋で仕事を見つけた。
 この半年は新天地での幸せをかみ締める毎日だったが、13日にパリで起きた同時多発テロで情勢が変わった。事件が米国に波及する懸念から、ニュージャージー州のクリスティー知事が「孤児であっても駄目」とシリア難民受け入れを拒む姿勢を打ち出したのだ。
 「自国政府に空爆されたのに、どこに行けというのですか? われわれはテロリストではありません」(ハッサムさん) …産経ニュースの記事から引用



こんな状況に、どんな言葉をつづればいいのか、わかりません。

自分に出来ることが、なにかあるのかどうか、考えてみましたが、思いついたのは、こんなふうに思っているのだということを、伝えることだけです。



自閉症児と難病児の親である私は、いかなる理由であれ戦争も、内戦も、テロも、差別政策も、心の底からお断りであると。

その気持ちに、国境や民族の違いなんて、無関係であると。



シリアを含めて、世界中のどこでも、だれもが安全にポケモンを探して遊べたら、どんなに楽しいでしょう。