2016年4月3日日曜日

四月三日…体験の共有、共感

朝から曇り空。
今日も花冷えでしょうか。

息子(18歳・質量ともに重量級自閉症)の週末は、福祉事務所の支援外出のおかげで、充実したものだったようです。

外出では、他県のショッピングセンターや、公園、博物館などに連れていってもらっています。海辺の散策や、果物狩りの日もあります。家族五人のなかで、一番行動範囲が広いのは、たぶん息子です。

たくさんの経験や、楽しい思い出を、息子は言葉で伝えることができません。
記憶力はとても強くて、消えることがないようなのですが、その豊かさを、家族や親しい人と共有できないのは、寂しいことだと思います。


共有することを喜ぶ力が、息子のなかに、どれほど育っているのかも、わからない部分があります。「いっしょになにかをしよう」と誘うことが、息子にはまずありませんし、伝えようとする行為自体、とても少ないからです。


ともに暮らし、過ごすのに、気持ちや体験の共有が難しいということは、お互いにとって、さみしいことです。


どうしたら、共有、共感する力が育っていくのか。

手さぐりですが、いろいろなことを一緒にしながら、これからも考えていく必要があると思っています。