2016年4月6日水曜日

四月六日

息子(18歳・自閉傾向のある広汎性発達障害。だいぶ重い)の、施設通所が始まって、今日で四日目になります。


昨日は、職員さんたちのお手伝いで、洗ったエプロンを干す作業をしたとのこと。

洗濯物を干すことは、息子にとっては、もう何年も、家事の割り当てになっています。

朝五時くらいに、全自動の洗濯機が洗濯物を終えるので、それを一人で干してくれます。

ひととおり、できるようになるまでに、何年も、かかりました。


小学校のころは、洗濯物に対して、奇妙なこだわりを持っていました。



「ベランダに洗濯ものが干してあれば、晴れる」



そう思い込んでいたようで、低気圧がやってくると、どんなに止めても、必死の形相で、物干しざおにタオルを干そうとしていました。

当時、息子は台風が大嫌いで、とくに接近中は、パニックになることが多かったのです。
小学校の支援学級時代には、それで親が呼び出されたことも、ありました。

低気圧が来ると体調を崩すという方が、大人にもかなりいらっしゃると思いますが、息子を見ていると、たしかにつらそうで、体のなかで何かが起きているのだろうなと察せられました。


成長するにつれて、低気圧が引き金になるパニックは、あまり起こさなくなってきましたけれども、洗濯物に対するこだわりは残りましたので、干すことを教えようと思い立ちました。

これは、息子にとっては、なかなか大変な学習でした。
洗濯バサミをつかうというのは、何気ない動作のようですが、よくよく観察すると、かなり複雑な手の操作を求められる作業なのです。右手と左手で、まったく別々の動作をするということが、当時の息子には、大変なことでした。指の力の弱さを克服するのも、大きな課題でした。


いまでは、まだ洗っていないものまで干してしまうほど、干すことが得意になりました。

干さなくてもいいものは干さない、ということを覚えるのが、目下の課題です。