2016年4月9日土曜日

四月九日

穏やかな空模様。

息子(18才・自閉傾向のある広汎性発達障害。かなり重度)は、今日は福祉サービスを使っての、外出の予定。

通所している介護施設は、土曜日なのでお休み。
そちらでの生活には、だいぶ慣れてきたようで、職員さんたちに遊んでほしくて、いろいろ甘えたり、ちょっかいかけたりも、している様子。すこーし、退屈なのかもしれません。

自分のすることが、いろいろできてくると、もう少し落ち着いてくるのではないかと思います。
なにか、作業っぽいものを用意して、施設にもお願いして、やらせてもらえるよう、頼んでみるつもりです。


どんな作業を用意するのがいいか、いろいろ考えてみます。
息子のできることは、限られていますので、バリエーションを作るのが難しいのです。

療育教室では、長年、刺繍や編み物を練習してきていますが、それほど好きなわけではありません。

刺繍は、マンツーマンで指導者がついていない状態では、針の管理が難しいので、保留。

編み物は、巨大なリリアン機械を、教室のほうで作っていただいて(割り箸とペットボトルを使用)、それで長い筒状のものを編んでいましたが、作業に集中できるのは、たぶん十分ほどです。


絵も、あまり好きではありません。自分の発想で自由に描くということが難しく、手本の図形を模写することが中心になってしまいます。それでもいいのですが、やはり短時間で飽きてしまいます。


小さいころから、余暇活動の充実を考えて、いろいろ努力してきたのですが、やはり難しいところがあります。まだまだいろいろ模索して、本人が楽しんで、長時間継続できるような活動を見つけてやりたいです。





自宅では、今朝は五時くらいから起きて、洗濯物を干していてくれました。

そのあと、音の出る学習教材……妹が赤ペン先生でもらったものを持ってきて、

「電池、ない!」

と何度も連呼して、親を叩き起してくれました。電池はまだ残っていて、音も出るのですが、すこーし弱っているようで、耳のいい息子には、その音質の劣化がつらいのです。

電池を入れ替えて渡すと、それだけで満足したようで、そのあとは布団をかぶって、くつろいでいました。