まあ、思い起こせば、激動の二十年間でありました。
本人はもちろん、家族も、ひたすら戦い、走る日々だったような気がします。
生まれる日も、大変でした。
前の日に、私が重症の妊娠中毒で入院。予定日まで一ヶ月近くありましたので、徹底的な食事・水分管理をして入院することに。おとーさんが仕事でいませんでしたから、一人で荷造りして、病院のとぼとぼ歩いて行って、そのまま入院。個室に入れてもらいました。
ところが、病室に入ってすぐ、破水。
破水がなんだか分からなかったため、とんでもない尿漏れが始まったとカンチガイして、ひたすら病室の洗面台で洗濯していたところに、助産師さんがやってきて、「破水じゃありませんか!」と言われ、そのまま陣痛室へ搬送。
夜には陣痛がはじまり、10時間ほどでお産になりました。
一日違いで、なんとか「早産」を免れましたが、大きさは2980g。
あ、予定日あたりに生まれたあだきち君は、4400gの巨大児、予定日をちょっと過ぎた、ほげ子さんは、3800gでしたので、あねぞうさんも予定日まで持ちこたえていれば、そのくらい巨大になっていたのだろうと思います。
あねぞうさんは、長年のステロイド治療の副作用で、小学校時代にほとんど身長が伸びませんでした。もうすぐ、八歳年下のほげ子さんに身長を越されそうですが、それでも160cmはあります。
これからも、いろいろ大変なことはあるでしょうけれども、自分らしい二十代を過ごしてほしいと願っています。
〈「だっきたんぐる」の登場人物〉…
あねぞうさん……おねーちゃん(20歳。免疫系の難病と、発達障害。生きにくさと格闘する勇者)
あだきち君……息子(18歳。自閉傾向のある重度の広汎性発達障害。愛されキャラと言われる)
ほげ子さん……末っ子(11歳。二年前から、ADHDの薬を服用中。塾ライフを満喫中)
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