あだきち君の「かかりつけの病院」と、「主治医」となってくださる医師を心の底から求める日々が続いております。
御世話になっている介護施設に、定期検診にいらっしゃる小児科の先生にご厚意で、先生が所属しておられる医療センターに、「ときどき通って、顔見せをする」お許しをいただいきました。
当面の目標は、「採血を成功させること」。
こちらの病院には、あだきち君が発達障害の診断を受けたときのカルテがありますので、つながりは大事に残していこうと思っています。
ただ、まだ、内科の先生の診察を受けたことがありません。
あだきちくんは、とにかく丈夫で、滅多に病気をしないため、なかなか機会がないのです。
いずれ、相談の形ででも受診をして、在籍されている複数の医師とのつながりをつくれたらと願っています。
でないと……おそらく、これから何度も困ったことになると思うのです。
今年度から、介護施設に通所するにあたって、医師の意見書が必要だったのですが、近隣の病院のどこに電話をしても、「初診の人の意見書は書けない。せめて、数ヶ月は通院した前歴がないと」という理由で、門前払いを食らいました。
結局、役所の障害福祉課の方にお願いし、そちらから直接病院にお願いしていただいて、なんとか意見書を書いていただくことができましたが、ほんとうに大変でした。
しばらく前に購入した、年金に関する本にも、次のような事例が紹介されていました。
今まで数多くの案件を手掛ける中で、総合病院などで、当時のカルテの保存があるにもかかわらず、当時の主治医がいないために、診断書作成を拒むといったことが多々ありました。
年金を遡って受け取るための認定日請求のためには、なんとしても診断書を書いてもらいたいところです。
病院に連絡をしても、「当時の医師がいないので……」の一点張り。
厚生労働省に何度も連絡をしても「病院が存在し、他の医師がいるのなら、診断書を書いてもらえるはず。診断書を書いてもらえないというのは、想定していません」と。
あまりにも現場を知らない……。
今まで、何度もそのようなケースを経験してきました。
Sさんは長年、妄想障害でつらい日々を過ごしていました。
当時通院していた病院には、もう主治医はいません。そこで、当時の主治医が今、どの病院にいるのかを探し、当時のカルテの写しを取り寄せて渡し、診断書を作成していただき、遡及が認められました。
ただ、年金機構側は、病院が存続しているにもかかわらず、違う病院で認定日のころの診断が記載されていたため、本当に当時のカルテの保存があるのかどうかカルテ開示を求めてきました。(本当にカルテに基づいて書かれた診断書であるかの信憑性を疑われたのです)。
障害年金というチャンス!
岩崎眞弓、白石美佐子、中川洋子、中辻優、長野加寿美(三五館) p123~124
あだきち君を診断してくださった先生も、すでに医療センターを去っています。
ただ、赴任先が、たまたま私の持病のかかりつけでしたので、上のようなことがあれば、いつでも相談にうかがうことはできると思います。もっとも先生が、ご健在であればですが…。風の噂で、少し前に、その先生ががんをわずらっておられたというお話を耳にしたのです。
上の事例のSさんは、当時の主治医とコンタクトを取ることができましたけれど、障害年金を希望する方のなかには、それが出来ない状況の方も、きっと少なからずいるはず。
施設入所も、障害年金の取得も、本人や家族の人生にとって、大きな希望であり、それが断たれてしまえば、人生の見通しがまるでもてなくなる場合すらある、大きな問題です。
年金機構は、もっと当事者の置かれている状況をくみ取って支援してほしいと思うのですが、難しいことなのでしょうか……。
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