■虐待…
少し、古い記事です。
障害者虐待で2703人被害 14年度、厚労省まとめ
http://www.asahi.com/articles/ASHDQ5QB9HDQUTFL00Z.html?ref=yahoo2014年度に確認された障害者への虐待は2276件で、前年度より4件少なかったのに被害者は44人増えて2703人となって、このうち3人は死亡した…そうです。
約七割が、家族による虐待。
施設職員による虐待も増えているとのこと。
被害者は、知的障害が過半数だったそうです。
(2015年12月23日16時06分 朝日新聞、久永隆一氏による記事より)
厚生労働省が自治体などで把握した事例をまとめたものだそうなので、これが全数ではないのだろうと思います。
この2276件、2703人という数字の陰に、追い詰められた心身のつらさを暴力の形にしてしまった人々が、同数以上、いるということなのだと思います。
虐待をした「悪者」を糾弾することでは、この問題は、おそらく解決ないのでしょう。
虐待の当事者は、家族と施設職員だというのですから、家族と施設、関わりのあるすべての方々が、支え合う関係を作ることができれば、この数字は、きっとずっと減るはずですなのですが……
■施設…
あだきち君の御世話になっている施設は、設立されて間もないのですが、職員の皆さんが、手探りでの状況のなかで、利用者の気持ちを汲みながら、いろいろと工夫してくださっているのが、よくわかります。
残念なことに、あだきち君の卒業した学校から、あだきち君個人についての具体的な申し送りのようなことが、なかったのだそうです。詳細な生活の様子を書いた成績表のコピーをお渡ししてありますが、やはりそれだけでは、あだきち君の生活全体をイメージすることは、難しかったのだと思います。元の担任の先生と、施設の担当の方とで、じっくり話し合いのできるような場があれば、ずいぶん違ったのだと思いますが、ちょうど年度替わりの時期ですし、学校としても、難しいところなのでしょう
あだきち君には、大きな問題行動は少ないですが、それでも、入所したばかりのころは、食事やトイレといつたことについて、いろいろと対応に苦慮されていたようです。
それで、毎日の連絡帳に、あだきち君のこれまでの様子も含めていろいろ書き込んで、対応してくださる方々に、しっかり伝えることを心がけています。
また、朝は私が直接施設に送り届け、できるだけ様子を直接伝えるようにしています。
帰りは、週二回、福祉サービスを利用していますが、それ以外の日は、私が迎えにいきます。
そのときに、担当されていた職員さんから、その日の様子をいろいろと聞いたり、気になっていることを相談せてもらったりしています。
こうした日々の積み重ねの先に、障害者と介護者、家族が、安心して暮らしていけるコミュニティを構築てきるようになれればと願っています。道のりは遠いのでしょうけれども、できることを探していこうと思います。
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