あねぞうさん画 |
上の絵は、あねぞうさんが目撃した、介護施設での一コマ。
あだきち君(真ん中)が、「いっぽんばし、こちょこちょ」の手遊びを、他の人におねだりしたところ、職員さん(左側)に後ろから止められて封じられたにもかかわらず、他の利用者さんたちが、寄り集まってきたために、全体として、ゴツいカタマリになったという場面だそうです。
幼児期に、障害児の通所施設でこの遊びを教えてもらって以来、かれこれ15年、あだきち君にとっては、他の人とコミュニケーションをとるための、大事な方法になっています。
スキンシップが、あまり得意ではなかった幼児期、とにかく体を使った遊びをたくさんしながら、くらしていました。
手遊びのほか、マッサージ、抱っこ、バスタオルやタオルケットを使ったタオルブランコなど、これでもかというほど、やりました。
その効果かどうか、あだきち君は、人に触れられることが、それほど苦手ではなくなったと思います。
小学校に上がってからは、気に入った人がいると、誰彼かまわず、「いっぽんばし!」と、おねだりしてしまうようになったので、無制限にやりつづけないように、止める方向で対応してきました。
体が大きくなってからは、ごく親しい人だけに、頼むようになっています。
あだきちくんは、通所施設の職員さんたちを心から信頼していますので、つい、過剰に「いっぽんばし」を求めてしまうことが、あるのかもしれません。近日中に、様子を聞いて、対応を相談しようと思います。