2017年1月31日火曜日
あだきち君と選挙(重い知的障害のある家族が選挙に行くということ)
あだきち君は19歳なので、選挙権があります。
これまであった選挙では、必ず投票してきました。これからも、可能な限り、家族と一緒に投票してもらうつもりです。
どの候補者に投票するかは、あだきち君に、おまかせです。
親が指示することは、していません。
ですので、ある意味、あだきち君自身の「直感」で、選んでもらっていることになります。
「選挙」の意味は、おそらくわかっていないだろうと思います。
ちゃんと候補者の名前を書くこともあれば、関係のない名前を書いてしまうこともあります。
(__).。oO
あだきち君が、このような形で投票に参加することに、意味があるかどうかは、私にはわかりません。
でも、投票のお知らせが届いて、投票の権利をもらっているのだから、「投票していい」ことは、間違い有りません。
選挙には、これからも可能な限り、一緒に参加するつもりです。
もしも、そのことに異議をとなえる声があるなら、逆に問うてみたいです。
「なぜ、重度の知的障害者が、選挙に参加してはいけないんですか?」 と。
知的障害が「ない」はずの人々が選んだ候補者が、本当に望ましい、選ばれるべき人であるかどうかなんて、わからないじゃないですか。 (´・ω・`)
(__).。oO
あだきち君は、単語を覚えて書くことができますし、見て書き写すこともできますから、「この人に投票してね」とお願いすることは、可能です。
でも、我が家では、それは極力やらないだろうと思います。
ただ、どーーーーーしても、この人にだけは、入れてほしくないという候補者さんがいるときには、わかりません。
たとえば、
「知的障害者に人格あるのかね?」
「安楽死も視野にいれては」
「税金の無駄でしょう」
みたいなことを公言して、なんとも思わないような人が候補者の中に入っていたら、考えるだろうと思います。
そんな人が政治家を志そうと思わないことを、心から願います。