2016年2月11日木曜日

ゼンタングルと自閉っ子

うちの息子、趣味らしい趣味がない。

放っておくと、いつまでも、同じDVDをエンドレスで見てる。

それで本人が楽しめているのならまだしも、どうもそうではないように見える。

たぶん、かなり、飽きている。


18歳、少し大人びた趣味がほしいところ(親目線で)。


というわけで、しばらく前から、ゼンタングルというジャンルのお絵描きを、一緒に少しづつ練習してみている。



シンプルなパターンを組み合わせて、繰り返して、奥深い世界を描いていく。


お絵描きよりも文字を書くことが好きな息子も、文字を繰り返し書くようにして、少しづつ取り組めている。


先週、近隣の特別支援学校・学級の子どもたちの作品展があった。
息子の作品も展示されるというので、いそいそと見に行ったら、他の学校の生徒たちの作品に、ゼンタングルの手法で描かれた絵があった。コースターくらいの小さな紙に、緻密なパターンが描き込まれていた。


いつか、息子といっしょに、そんな作品をつくって楽しめるようになれたらいいなと願っている。

いまはまだ、いろいろと促さないと、形にならない。
一緒に描くことを楽しめてはいるけれど、どんなものを作るのか、見通しやイメージがもてていないので、ただの単純作業で終わってしまう。


本人が「楽しい創作」と思えるところまで、付き合うつもり。