あだきち君の新生活
あだきち君が、介護施設に通所するようになって、一ヶ月ちょっとがたちました。
朝、九時過ぎに家を出て、九時半までに施設に入ります。
施設の送迎サービスは利用せず、私が運転して、連れて行っています。
車で五分ほどなので、お迎えの車を待っているよりも、自力で通所するほうが、早いのです。
帰りも、基本的に私が迎えに行きますが、週に二回ほど、福祉事務所さんのサービスを利用して、余暇活動のあと、自宅に送っていただいています。
本来、大きな変化がとても苦手なタイプなのですが、多くの方々の支えをうけながら、新しい生活を受け入れて、楽しんでいるようです。
ダイエットの問題
いまの課題は、運動不足の解消。そして、体重のコントロール。ダイエット。
そろそろ、100kgの大台に手がかかりそうで、このままでは成人病がたいへん心配されます。
支援学校では、毎日のようにグラウンドを走るトレーニングがあり、体育の授業も充実していました。介護施設でも、お散歩やお手伝いをさせてもらっていますが、運動量的には足りない様子で、じわじわと、体重が増えています。
休みの日には、おとーさんと二人、徒歩で買い出しにいくなどして、なるべく体を使うように気をつけてはいますが、親もだいぶ年取って、くたびれてきていますので、あだきち君に必要な運動量を提供することが、難しくなっています。(´・ω・`)
そんなあだきち君のことを考えて、施設のほうでは、ルームランナーを用意してくださいました。なんともありがたいことです。
自宅でできることとしては、食べ過ぎをブロックすること。
ごはん、パンなどの炭水化物を、「あるだけ食べてしまう」ひとなので、残しておかないように、残ったら確実に冷凍するか、処分するように、気をつけています。
あとは、食べること以外の楽しみを、増やしてあげたいところです。
このごろの様子
あだきち君は、自分の周りのひとたちが、おだやかに、楽しそうに暮らしていることを見るのが、大好きなひとです。家族が笑っていると、理由は分からなくても、一緒ににこにこしています。
家のなかで、誰かが叱られていたり、病気になったりすると、とても不安そうになります。
学校時代も、先生が他の生徒を叱っていると、割って入って、「ごめんなさい!」と謝っていたそうです。つらい思いをしている人を見るのが、嫌いなのだと思います。
そんなあだきち君ですので、ここのところ続いている、あねぞうさんの心身の不調が、とても気になる様子です。
それに加えて、施設では、他の利用者さんが発作を起こす様子を見ることもあるようで、そんな日には、眉間に深いタテジワをつくって、帰ってきたりします。
私も近頃、体調がよくなくて、横になっている時間が長いのですが、そのせいかどうか、いろいろと世話をやいてくれようとします。あたたかくしなさいといいたげに、服を着せようとしたり、首元のボタンをはめてくれたり。
そんな諸々の気がかりが、積み重なって、あだきち君のストレスになっているのかもしれません。
ここ数日は、少し情緒不安定気味で、食事のときに、ずっと着席していることが、だいぶ難しくなってしまっています。繰り返し動作や、確認行動も、ずいぶん増えてしまいました。
つらいいことや、悲しいことは、暮らしていれば、どうしても避けられない場合も出てきます。
それらに慣れるということは、難しいと思いますが、自分の穏やかさを取り戻すための方法を、いろいろ見つけられたらいいなと、願っています。