2016年8月9日火曜日

一般就労の広がる可能性・企業の取り組み

とんでもなく暑い日になりました。


Yahooの天気予報によると、うちのあたりは気温38度とのこと。


エアコンがあまり効かない部屋にいるので、かなり意識して水分補給などをしないと、ヤバい感じです。( ̄。 ̄;)


ブログにたくさん書きたいことがあるのですが、どうにも体調がすぐれず、なかなか書けずに数日たってしまっていますが、今日は書きます。書かないと、どんどん忘れてしまいますので(´;ω;`)。



数日前に、障害者雇用についての講演会を聞いてきました。

講師は、宮腰智裕さんという方で、あの松屋フーズの人事総務部長付顧問、というお仕事をされているとのことでした。

松屋フーズには、、エム・エル・エスという、クリーニングを担当する特例子会社があって、そこでは障害のある方がたくさん働いておられるそうなのです。


一般就労の方面については、これまで全く不勉強でしたので(あだきち君に一般就労の見込みがなかったので、つい、サボりました……orz)、講演でお話いただいた、一般就労での本格的な障害者雇用の現場は、はじめて知る世界でした。


↓こちらのサイトに、宮腰さんの会社で働く、障害者の方々の様子や、会社の考え方が生き生きと紹介されています。


「せっかくの能力を育てて戦力化しなければもったいないと思います」
http://www.matsuyafoods.co.jp/mls/recruit/


記事のなかに、

障がい者スタッフと健常のパートスタッフが一緒に働いています。
指導員と障がい者の関係ではなく一緒に働いています。
テキパキと自分で判断して行動しています。


と書かれています。
講演でもうかがいましたが、一日の仕事量は大変多く、障害のある方々が、大きな戦力になっているそうです。



会社では、障害のある方々が働き手としてしっかりと実力を出せるように、療育ともいえるような配慮をされていることも、お話されていました。


一般就労をする障害者は、職場に適応できないなどの理由から、長く勤めることが難しい場合が多いそうなのですが、エム・エル・エスでは、むしろ退職され方が少ないそうです。講演では、がんばって家を購入した方の話も出ていました。

もともと、食品業界では働き手を見つけることが難しかったことから、障害者雇用との縁が出来たそうです。

工場では、自閉症の方も働いておられるとのこと。

会話はほとんどなくても、出勤してくれば挨拶をして、お昼にはみんなでご飯を食べるそうです。
ちょっとハイになってしまっている様子のときには、現場の方々の判断で、危険のないポジションから作業を始めて、落ち着いたらまた変えて…そんな配慮もされるそうです。


知的な障害があっても、幼少期から、「あいさつ」などの基本的なコミュニケーションが取れるように練習しつづけて、お勤めができるような規則正しい生活と、集団生活に適応できる食生活習慣が培われていれば、就業の可能性は大きく広がるとのことでした。


働く力があっても、最低賃金以下の工賃だけをもらいながら、就労支援の作業所に通っている方々が、たくさんいるはずですので、こうした企業の取り組みがもっと広がっていけば、障害児の親にとっても、大きな希望になるだろうと思われました。


あ、そういえば、私、松屋の牛丼、一度も食べたことがありません。
そのうち、あだきち君と一緒に食べたいと思います。


講演に触発されて、私も、もっともっと、あだきち君の「できること」の底上げを手伝ってやりたいなと、思いました。企業への就労は、相当難しいと思いますけれども、日々の生活のなかで、できることや、作れるものが増えていけば、それだけ、社会のなかでの居場所が増えていくかもしれません。


というわけで、今朝のあだきちくんの成果です。↓







Y字リリアンです。

あだきち君の目の前で、しばらく編んで見せたあと、持たせてやって、二人羽織形式で、うしろから手を添えて編ませようとしてみたら、私の手を、ぺいっと振り払って、自分一人で編み始めました(20cmくらい)。

目は、まだそろいませんけれど、たぶんすぐに上達すると思います。


このままでは作品にならないので、束ねたり縫い合わせたりして、「何か」にしようと思います。