2016年8月14日日曜日

「AIKI」






 ゆうべ、おとーさんが新聞を読んでいると、あねぞうさんもやってきて、なにげなく一緒にながめていたのだが、やがて「AIKI アイキ」という映画の広告の上で、あだきち君の目線がぴたりと固まった。

 なんでも、不慮の事故から車椅子生活を強いられている、身体障害の青年と、心ある人たちとのふれあいを描いた作品だそうである。

 青年は、「AIKI」、つまり合気柔術を通じて、生きる力を取り戻していくのだという。



 心をバリアフリーにして
 思いっきり泣いてください。



 宣伝文句に、そう書いてあった。









あだきち君は、この広告から、ずーっと目を離さなかった。ちょっと新聞から離れても、また同じ広告のところに戻ってきた。

 ほかにも、いくつも映画の広告があったのに、どうしてこの映画にひかれたのだろう。障害者の映画だから? まさか。それとも、バリアフリーという単語を知っていたからだろうか。分らない。

 いつかビデオになったら、あねぞうさんと一緒に見てみようと思う。




※あだきち君…4歳  自閉傾向のある、重度広汎性発達障害 
※あねぞうさん…6歳  ネフローゼ症候群



(2016年8月18日現在…まだ見てません…orz)