2017年8月21日月曜日

更年期クエスト(4) 更年期障害はマヌーサの呪文を唱えた…







こんばんは。

日中は、極力心身を休めるようにしていたら、夜になって、頭がちょっと動くようになってきたので、本日二度目のブログ更新に挑戦です。


( _ _ ).。o○


更年期障害については、「なんでもっと早くから治療を始めなかったのか」ということを、かなり後悔しています。

明確に不調を感じるようになったのは、いまから十年以上も前でした。

具合が悪い、つらい、なんかおかしいと思っても、なぜか更年期障害とは思わず、他の病気を次々と疑って、診察を受けていました。

幸か不幸か、疑った病気が、わりと「当たって」しまっていたため、ますます更年期障害の治療に行き着かなかったという……orz


他の病気が目くらましになって、更年期障害を覆い隠してしまったような状況でした。

ドラクエでいうなら、まさにマヌーサ(目くらましの呪文)にかかった状態(~_~;)。


対マヌーサ戦歴、ではなくて、現在服用している処方薬および治療機器を、処方された順番に、並べてみます。



・CPAPの治療機器 (無呼吸症候群のための持続陽圧呼吸療法)

ひどい頭痛や体調不良が続いてたため、無呼吸症候群を疑って専門医を受診・入院検査した結果、重症であることが分かりました。

治療機器は、健康保険利用でレンタルしています。(2008年から)


・チラージンS錠剤   50μg    毎朝一回。

甲状腺機能低下症のための薬。
バセドウ病でアイソトープ治療を受けたあと、いずれ甲状腺ホルモンが少なくなると予告されていたため、体調不良の原因はそれであろうと推察。

内分泌科で血液検査を受けてみたら、若干ホルモン量が少ないことが分かったため、投与が始まりました。(2010年から)


・エストリール錠    1mg    朝・夕食後

更年期障害治療のための薬。女性ホルモン。
なにをどうしても体調が悪くなっていく一方だったため、子供たちを産んだ産婦人科の主治医に相談。血液検査の結果、女性ホルモンがほとんどゼロと判明。服用がはじまりました。(2017年春から)



・ロトリガ       2g     朝・夕食後

ひどい高脂血症を治療するための薬。
甲状腺ホルモンの検査をしたときに、ついでに調べたら、とっても数値が悪いことが判明して、治療開始。

先週土曜日に、血液検査をしたところ、かなり改善していたけれども、もうしばらくは服用することになりそう。(2017年夏から)



( _ _ ).。o○



甲状腺機能低下症の治療が始まったのは、いまから七年半ほど前になります。

いまでも覚えているのですが、スーパーで買い物をしていたら、だんだん動けなくなり、そのままベンチに座り込んでしまうという状態になったのが、受診のきっかけでした。

アイソトープ治療で甲状腺をつぶしていたため、いずれ甲状腺機能低下症になるということは予告されていましたから、とうとうそれが来たのだろうと、そのときは思いました。

でも、血液検査したところ、甲状腺ホルモンは、「確かにちょっと少ないけど、それほど数値が悪いわけではない」ということを、主治医に言われました。

いま思うと、その時点で、更年期障害やうつ病を疑っても良かったのですが、なぜかそちらの可能性を、全く考えませんでしたし、主治医も指摘しませんでした。

その治療開始の日の、主治医とのトンチキなやりとりをメモしてありましたので、ちょろっと手直しして、貼り付けてみます。(~_~;)




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平成二十二年の、某月某日の日記(内分泌の主治医との問答の記録)


最初に念のために最初に書いておくが、私は、

「バセドウ病治療のために甲状腺をアイソトープで殺戮した後に必然的に発症する甲状腺機能低下症の診断と治療」

のために、外来を訪れたのであって、主治医とおとぼけコントをやりに行ったわけではない。




(主治医)「ええと、私とは初めてお会いするんでしたっけ」

(わたし)「いえ、八年以上前に、お世話になっています」

(主治医)「あー、そうですか(と、カルテをばしばしめくる)。いつごろでしたっけ

(わたし)「(いま八年状前って言ったじゃん…)最初にバセドウ病を発病して、入院したときなので…」

(主治医)「(私が話そうとしたのを遮って)五年くらいかな、いや、平成十五年? これかな」

(わたし)「いえ、もっと前」

(主治医)「(また遮って)あ、違う。ん? 平成十六年?」

(わたし)「いえだから、もっと前です。同時多発テロの年なんですけど」

(主治医)「(聞いちゃいない)あー、もっと古いのがある。平成……十三年!

(わたし)「そうです」

(主治医)「十三年のですね」

(わたし)「いえ、発病は春で、入院したのは十月です(つまり夏ではない)」

(主治医)「十三年ってことは、私、九年もこの病院に来てたのか…(意味不明の感慨モード)

(わたし)「……はあ」

(主治医)「で、十三年のに発病して、その後はどうだったんでしたっけ」

(わたし)「だから発病はですけど、秋になって急に状態が悪化して、結局アイソトープ治療を」

(主治医)「で、その後は投薬治療を」

(わたし)「してません」

(主治医)「え?」

(わたし)「ええと、順を追って話すとですね、先生のご紹介で●●医大でアイソトープの治療受けたあと、こちらの病院を退院して、しばらくは通院してお世話になってたんですけど、先生の診察日と曜日が合わなくなってしまって、他の病院に転院したんですよ。で、そちらでしばらくお世話になりながら、五年前に末っ子を産みまして

(主治医)「ええと、そのあいだ、ずーっと大丈夫だったんですか」

(わたし)「大丈夫というと?」

(主治医)「甲状腺のほう」

(わたし)「だから、他の病院で検査うけながら、妊娠出産を乗り切りまして」

(主治医)「出産?? それは何年前?」

(わたし)「だから五年前

(主治医)「甲状腺は」

(わたし)「当時は問題なかったです」

(主治医)「で、いつごろから悪くなりました?」

(わたし)「昨年にはいってから、徐々に」

(主治医)「ええと、アイソトープが九年前ですよね」

(わたし)「はい」

(主治医)「そんなにずーーーっと、大丈夫だったんですか!??」 

(わたし)「はあ、まあ」

(主治医)「はあ~~~~(よくわからない感慨)。で、どんな感じで悪くなりました」

(わたし)「ええと年末に、なんだか動けなくなって」

(主治医)「寒いですか?」

(わたし)「へ? ああ、寒がりになりましたね、割と(この診察もなんだか寒いぞ)」

(主治医)「疲れやすい?」

(わたし)「ときとぎ動けなくなります」

(主治医)「ふーん、たしかに、肝機能、九年前よりずいぶん悪くなってますね」

(わたし)「数値、増えましたよね」

(主治医)「三倍くらいかな。で、いつ、糖尿病って言われました?


 はい? 
 糖尿病? 

 言われたことないぞ。
 ていうか、今初めて言われたぞ!!


(わたし)「いや、言われてませんけど」

(主治医)「え、そうなんですか? でもこの数値…ふーむ、てことは、これも甲状腺のせいかな。肝機能も、そうかも」

(わたし)「あーでも、九年前から、脂肪肝って言われてましたけど」

(主治医)「ええもちろん、肝臓に脂肪がつけば脂肪肝になります」

(わたし)「??? まあ、そうだと思いますけど(それって甲状腺と関係ないのでは?)」

(主治医)「でも、甲状腺ホルモンの数値は、そんなには悪くないんですよね。ちょっと少ないくらい。これでここまで具合が悪くなるというのは、どういうことなのか」

(わたし)「さあ…」


 んなこと、こっちが聞きたいです先生。


(主治医)「で、他に具合の悪いところは?」

(わたし)「あー、むくみがひどいです」

(主治医)「たしかに、これはひどい」

(わたし)「それから、二年前から、無呼吸症候群の治療受けてます」

(主治医)「あれは痩せれば確実に良くなりますけど、痩せます?」

(わたし)「痩せません」

(主治医)「努力は?」

(わたし)「まあ一応」

(主治医)「どんな?」

(わたし)「ご飯を控えたりとか、まあ、それなりに、中途半端に……」

(主治医)「ここまで代謝が悪いと、なかなか痩せませんね」

(わたし)「でしょうね」

(主治医)「息苦しさは?」

(わたし)「ありますね」

(主治医)「あ、脈はどうだろ。どうですか」

(わたし)「といわれても。とくに遅くはないと思いますけど」

(主治医)「……たしかに、とくに遅くはないですね。でも内臓がむくんでいるといけないので、心電図とレントゲンとりましょう」

(わたし)「はあ」


検査回りして、また診察室へ。


(主治医)「(ディスプレイにレントゲン写真を表示させて)うん。非常にキレイですね。全くむくんでません。ほら、ここも、ここも、キレイです

(わたし)「それはよかったですヽ(´ー`)ノ」

(主治医)「心電図も、普通にキレイです。ホルモンの数値も、低いといえば低いけど、そう悪くもない」 

(わたし)「はあ」

(主治医)「で、どうしてこんなに具合が悪いのか」 

(わたし)「どうしてですか」 

(主治医)「可能性として、ものすごーく敏感だ、ということが考えられます」 

(わたし)「はあ」

(主治医)「ちょっと減っただけでも、ものすごく悪くなるぐらい敏感ということです」 

(わたし)「はあ」

(主治医)「なので、いまのまま、少量の投薬だけで、もうしばらく様子を見ましょう。たぶんすこーしづつ、よくなると思います。おそらくは、悪くなったのと同じスピードで、ゆっくりゆっくりと」

(わたし)「ということは、これから一年はかかるということでしょうか」

(主治医)「たぶんそうですね」

(わたし)「肝臓と糖尿病はどうすりゃいいんでしょうか」 

(主治医)「そっちも、甲状腺が原因なら改善するはずです。あ、次に来たとき、血液検査してください」 



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いま読み返しても、当時の脱力感が強烈によみがえってきます(^_^;)。

甲状腺ホルモン(チラージン)の服用を始めて、とにかく七年間、「様子を見」つづけてみましたが、客観的にはどんどん調子が悪くなり、肝機能は悪くなる一方。

甲状腺ホルモンが大して少なくないのだから、甲状腺機能低下症ではなく、別の可能性を疑うべきでした。主治医も私も(T_T)。












●このシリーズ恒例の、なんちゃってステータス画面
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名前  妲己ちゃん(Dakkichan)

生活力(AT)  3/5   ちょっと回復
耐久力(DF)  2/3   まだ打たれ弱い
精神力(MP)  6/10  ブログを書ける程度には回復
生命力(HP)  3/5   とりあえず生きてる
速度(SP)   0.5/2  動きは遅い。動きたくない
運(LP)    5/5   



【獲得スキル】

  マヌーサ耐性
  (症状の原因となる疾患に気づかない間抜けさが発動しにくくなる)


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