2019年11月13日水曜日
復活してしまったトイレ問題をイメトレで解消するのは難しい件
昨晩、あだきち君は、ショートステイで介護施設に一泊しています。
帰宅は今日の午後の予定。
一泊だけのショートステイですが、あだきち君の荷物は大きくなります。
着替えのための衣類が、多いのです。
昨日は、ざっとこんな感じでした。
・ズボン 4着
・長袖シャツ 4着
・トレーナー 1着
・Tシャツ 1着
・パジャマ上下
・トランクス 5-6枚
・靴下 1足
一番かさばるのは、ズボンです。
普段の通所でも、二つは持たせています。
理由は、トイレ(小)での失敗があるからです。
お漏らしをするということは全くないのですが、用(小)を足すときに、
「まだ出ている最中に、終わったことにして、"しまってしまう"ために、ズボンが汚れる」
ということがあるのです。
誰かがそばにいて、意識の集中が途切れないように声をかけていれば、失敗はないのですが、介護施設では、あだきち君は、行きたいときに自分でトイレにいきますし、その都度職員さんが付き添えるわけではありません。
介護施設での職員さんとの面談のたびに、いろいろと改善策を話し合ってきたのですが、いい方法が見つからないまま、現在に至っています。
トイレでの失敗については、いくつかの理由があるのだろうと思っています。
もともと、あだきち君は、排尿の感覚の鈍さや、コントロールの難しさを持っています。
幼児期のあだきち君は、おしっこをしたいかどうかが、自分ではなかなか分からない様子でした。
トイレトレーニング中は、時間をみはからって、トイレにつれていってみても、体が緊張してしまうのか、出なくなってしまっていました。
何十分もトイレ前で励ましつづけても全く出ず(いま思えば逆効果でした…)、トイレから出た途端に、ジャーっ・・ということも、あったように記憶しています。
自分でトイレができるようになったのは、小学生になって一か月目くらいでした。
成功したのは、学校のトイレ。
周囲の子どもたちが、当たり前のようにトイレを使うのを見ていたことが、有効なイメトレになったのではないかと、私は思っています。
その後の12年間の学校時代では、トイレでの失敗というのは、ほとんどありませんでした。
それが介護施設に通所するようになって、出てきたということは、学校でのイメトレによる効果が切れてしまい、もともと持っていた、排尿感覚やコントロールの鈍さにほうに、支配されるようになってしまったということなのかもしれません。
あだきち君が通っている施設は、学校よりもずっと少人数ですし、重度の身体障害を持つ利用者さんも多いので、トイレで、頻繁に他の利用者さんと一緒になるということもありません。
「ちゃんとできている」人の姿を、日常的にあまり目にしなくなったことが、大きな理由だとすると、改善の方策を探すことは、なかなか難しいということになります。
イメトレが有効だとはいえ、まさか、男性のトイレシーンを動画などにとって、iPadか何かで、繰り返し見せる・・・というわけにもいかないですし。
いや、それがもしも有効なのだとすれば、実行すべきなのかもしれませんが・・・
モデルになってくれそうなのは、おとーさんしかいませんし、きっとおとーさんは嫌がるでしょうし、そんなモノを撮影するのは私だってイヤですし、さらに「それ」を延々と自宅で視聴されるというのは・・・・
もうすこし、考えてみることにします。(´・ω・`)