前回(2017年6月2日)と同じように、今朝もあだきち君と勉強しました。
時間は、だいたい三十分。
今朝の学習メニューは、こんな感じです。
・漢字の読み書き
・足し算、引き算、九九
・時計の読み方
・物語の音読
漢字は、あいかわらず「父と母」で苦戦中。
どうしても「父」を「はは」と読んでしまい、「父」と書くべきところに「母」と書いてしまいます。
読みの問題では、「一万円」を「いちにちじゅう」と読んでしまうので、これも繰り返し練習。
あだきち君は、「いちまんえん」を、日常生活で扱うことがありませんし、「万」という言葉を使う機会も少ないので、しかたがないところではあります。
日常使わない言葉を覚えるため、学習の負担をかけるのは、効率の面から考えれば、もったいなとことであるのかもしれません。
あだきち君は、たくさんのことを覚えられませんから、使用頻度の高い言葉やフレーズを絞り込んで教えるべきかもしれないということは、よく思います。
でも、日常的に使う言葉というのは、文章、活字のなかに、あまり出てこないことが多いのです。
あだきち君は、活字を読むことが好きなので、理解できる語彙や漢字を、もっと増やしてやりたいという気持ちがあります。知っている言葉がでてくる文章を見ると、あだきち君の目の輝きが、ぜんぜん違うからです。
そういう読みの喜びから、実用優先だけでは見えてこない、新しいステップが生まれてくるかもしれません。そう願っています。
音読、読解用のテキストとして、この本を買いました。
井上憲雄「小学校学習漢字1006字がすべて読める漢字童話」
本の泉社
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今日は、最初に掲載されている、「ダバラン王」という作品を、最初の数行、一緒に何度か音読しました。
今日読んだ箇所を、引用します。
むかしある国に、オボロン王というよくばりな王さまがいました。
オボロン王は、とてもりっぱなお城にすんでいて、町や村の人ちからたくさんのお金やたべものをあつめていました。
1年の漢字 「ダバラン王」より
あだきち君は「町・村・人・お金」は問題なく読めましたが、「オボロン王」は、どうしても「おぼろんたま」と読んでしまいます。三回ほど教えて、読み直しをしましたが、今日は「たま」から脱却できませんでした。
その他、「よくばり」という言葉も、理解語彙ではなかったようで、何度もつっかえていました。たしかに、あだきち君をまじえた会話で「よくばり」という単語を使うことは、まずありません。いい意味の言葉ではないけれど、少し耳に入れる工夫をしてみます。