2017年12月25日月曜日

あだきち君、二十歳になりました(障害年金・国民年金について)


■ちょっとさみしい誕生日






あだきち君の誕生日は、クリスマスイブ。
これまでずっと、毎年のバースデーケーキは、クリスマス仕様でした。

でも今年は、コンビニ(ファミマ)のショートケーキになりました。

あだきち君と私(おかーさん)以外の家族が、次々とウィルス性胃腸炎でダウンしてしまい、食事もできない状態でしたので、ホールケーキを買えなかったのです。

お祝いは、大晦日あたりに延期になりそう。


あだきち君本人に、二十歳になった意識があるのかどうかは、わかりません。

としをとるたびに、年齢は教えているのですが、

「何歳ですか?」

と聞いても、正解が口から出ることは、滅多にありません。

成人したんだよ、大人になったよと、教えていますけれども、その言葉が社会的に意味するところは、おそらくは分かっていないだろうと思います。

それでも、いつか理解する日が来るかも知れないので、できる限り、言葉は教えていくつもりです。幼い子供たちも、まず言葉の形から覚えておいて、ずっと後になってから概念を理解することは、よくありますから。



■重度知的障害のある場合の年金のこと

(以下の記事は、実際に申請をした後で、少し加筆訂正しました)


重度の知的障害と自閉傾向を伴う広汎性発達障害と診断されているあだきち君ですが、二十歳になれば、国民年金に加入することになります。

それと同時に、障害基礎年金の申請も行います。

国民年金の手続きをすると、年金手帳と、国民年金保険料納付書という、分厚い紙の綴りが届きます。あねぞうさんのときには、それで支払いをしました。

でも障害基礎年金の同時申請の場合、どうなるのか、よくわかりません(~_~;)。


わからないまま手続きを進めていくのは不安ですので、ネットで予習をしました。

あ、日本年金機構のホームページは、詳細な説明はあるものの、あだきち君のようなケースの場合についての説明は見当たらず、要領を得ませんでした。(~_~;)


読んでも頭に入らない、日本年金機構のサイトの障害年金についてのページ
http://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/tetsuduki/shougai/index.html




しょーがないのでわかりやすいサイトを探したところ、こちらが見つかりました。


20歳前傷病で障害年金を申請するときの手順とポイント
https://sakuya-shougainenkin.com/20-years-old-before



ここの説明をもとに、あらためて、我が家での経験も付け加えながらまとめてみます。


・用意するもの(あだきち君の場合)

  ○診断書(1通)
  ○病歴・就労状況等申立書(生育歴や生活状況を詳細に記入します)
  ○療育手帳
  ○印鑑
  ○請求者本人名義の預(貯)金通帳
  

上のサイトでは、まず「初診日の証明書類をとりつける」とありますが、あだきち君は、重度の知的障害ですので、「出生日=初診日」として考えられることになります。ですので、初診の証明は必要がありません。年金課の指示でも、初診証明は外されていました。



なお、年金担当職員が上の書類を確認したあと、戸籍謄本、世帯全員の住民票、非課税証明書、マイナンバーカードを用意する必要があるとのことです。


※申請前に、「年金課の窓口が申請を受理したあとに、戸籍謄本が必要」というプリントをもらっていましたが、本人(うちの場合はあだきち君)に、妻子がいない場合は、戸籍謄本は必要がないということで、結局用意せずにすみました



・診断書の作成を依頼する


今回、あだきち君の診断書作成は、地元の精神病院の医師にお願いしました。

こちらの病院では、二年前にも、介護施設入所の手続きに必要な「意見書」も、作成してもらっています。

診断書作成の依頼は、本人が診察を受ける形で行いました。

受診当日の流れは、次の通りです。

   ・問診を受ける
   ・医師の診察を受ける
   ・知能検査を受ける

診察開始時刻には病院に入り、終るまで、午前中いっぱいかかりました。

受診当日には、あらかじめ、役所の年金課で貰った、障害基礎年金の申請書の下書きの書類に、診断名や診断の経緯、成長の様子、生活の様子など、びっしりと書き込んで、用意しておきます。医師は、問診や診察、知能テスト、申請書下書きの書類をもとに、診断書を書いてくれました。

受診してから診断書が出来るまで、数日かかりました。
診察や検査の料金はかからなかったようですが、診断書を受け取るときに、作成の料金として、1万7千円を支払いました。



・役所の保険年金課に書類を提出する


あだきち君の書類の提出は、明日の予定です。さきほど、おとーさんが年金課に電話して、予約を取りました。

どうやら、この書類の受理には、かなり時間がかかるようです。
おそらく書類の記載内容に総チェックが入るのだろうと思われます。

とくに「病歴・就労状況等申立書」は、記入する事柄が大量にあります。
書き漏らしがないように、また、医師の診断書との食い違いがないように、事前に慎重に確認しておくべきでしょう。



明日、おとーさんと二人で、書類を出しに行ってきます。

(ロ_ロ)ゞ