2016年3月11日金曜日

三月十一日

5年前、息子は、支援学校の中学部一年生でした。

うちの町は、震度5強。
マンションの部屋が、恐ろしいほど長く、揺れつづけました。


当時の日記には、地震のショックで、息子がしばらく食事ができなかった様子が書いてあります。


体調が心配なので、学校も療育も、外出支援も、しばらく休ませようとしていたのですが、それぞれの先生方から、日常を取り戻すためにも、早く外に出すようにと、強いお勧めがあり、そのようにしたところ、息子も気持が落ち着いたらしく、食事ができるようになっていきました。


震源から遠い関東でも、重度の自閉症の子は、心と生活に、大きな影響を受けました。
東北の障害児たち、とくに、自宅にいられず避難所での暮らしを余儀なくされた子たちは、どんなにつらかったことかと思います。


あれから五年。
避難生活の困難な、障害者、障害児への対策は、どのぐらい進んだのでしょう。


下のような記事を見ると、まだまだ、動かしがたい問題があるのだなと思うばかりです。


水害避難後も苦境の弱者 子が自閉症「集団生活は無理」

2015年9月22日
http://www.asahi.com/articles/ASH9P4K9WH9PUTIL00K.html



自閉症の長女(23)と三女(20)がいる。泥水が迫り、他の家族も含めた4人で自宅を出た。子どもがかつて在籍し、宿泊訓練も積んでいた特別支援学校(つくばみらい市)に助けを求めた。しかし避難所になっておらず、入れなかった。
 つくばみらい市内の避難所の体育館へ行った。20世帯ほどしか来ていなかったが、娘2人は落ち着きをなくし、長女は突然外に出て行った。三女は備え付けのピアノをいじり出した。「避難者が増えたらもっと落ち着かなくなる」。トラブルの恐れもあるため、1時間で避難所生活を断念。友人宅に1泊だけして、浸水した地域にある自宅に戻った。(記事から引用)