あだきち君が特別支援学校を卒業して、三年ちょっとになります。
いまは毎日介護施設に通所して、行動援護サービスのお世話にもなりながら、穏やかに過ごしています。
穏やかすぎて、あまり特筆すべきこともない……というわけでもなく、やはり日々、いろいろなことが起きています。
でも、おおむね、「いい日常」だと思っています。
あだきち君の重度障害を疑ったのは、一歳半を過ぎたころでした。それからあっという間に、嵐のように、二十年が過ぎました。
親である私たちも、還暦がもうすぐそこまできています。
この先、どんなふうに暮らしていくのか、この穏やかな日々が、どこまで続いていくのか。
愛おしみながら、書いて残していければと思います。
今朝は、あだきち君はたぶん五時起き。私もそのぐらいに目が覚めました。
七時くらいに朝食をとって(トースト、小松菜の炒め物、ミニハンバーグ)、九時すぎに通所。
暑いので、半袖Tシャツで出かけました。
介護施設のバスを待っている間、ちょっとナーバスになったのか、目をパチパチさせたりしていました。
空は曇り気味で、午後から雨という予報。気圧や天気の変化に敏感な人なので、何か感じていたかもしれません。
バスがくると、さっと表情が明るくなって、元気に乗車。
先に乗っていた利用者さんたちも、ニコニコして迎えてくれました。