ひさびさの更新です。
あだきち君は、本日はショートステイ。いつもお世話になっている介護施設で、一泊してきます。
どっさりの着替えと、日課になっている日記帳や漢字練習帳と、おやつを持って、出かけていきました。ショートステイは、いまの暮らしのなかでの大きな楽しみになっているらしくて、
「明日、お泊まりだよ」
と教えると、表情がウキウキします。
昼間の日課は、日帰り通所のときと大きく変わらないのですが、大きなお風呂に入れてもらえることや、個室でテレビを借りて好きな番組を見ること、お楽しみ要素になっているようです。
「マツコの知らない世界」をよく見ているようで、家で歌を口ずさんでいます。
施設での朝ご飯は、隣接している老人ホームと同じものなのだそうで、基本和食と聞いています。
あだきち君は和食派なので、残すことなく食べるそうです。
自閉症関連のニュース
最近あまりチェックしていなかったのですが、いろいろな話題が出ているようです。
その中の一つに、一般就労したり、大学で学んだりしている自閉症スペクトラムの方々についての記事がありました。
記事の内容は、ASD(Autism Spectrum Disorder)がどういうものであるかという説明と、身近にいる(ASDではない)方々へのサポートの提案なのですが…
記事の末尾にコメント欄が設定されていて、実際にそうした同僚や部下をサポートして、大きな負担を抱え込んだ経験のある方々の、辛辣な意見が並んでいて、ASDの社会的な困難さそのものを見るかのような状況になっていました。
「自閉スペクトラム症」の人を取り巻く困難さ極端にこだわる、空気が読めない… (備瀬 哲弘 : 精神科医)
東洋経済ONLINE
http://toyokeizai.net/articles/-/208142
サポートする方々が過重な負担を感じることなく、少しでもウインウインの関係に近づくためには、やはり、適性にあった職業に出会うことと、できるだけ早い時期から、就業を意識した基礎的な訓練、努力がなされていることが必要なのでしょうけれども、それが何よりも難しいのだと思います。
テンプル・グランディン博士のように、自閉症の特性と才能をフルに生かした人生を築くことのできる人は、とてもまれですが、せめて、「空気を読」んだり「忖度」したりする頻度の少ない、技能を身につけてしまえばそれでやっていけるような職種を選びやすくなればと、願わずにはいられません。
学者さんの世界、ASD、多いと思うんですけどね……。